揺れる心へ─愚者がそっと語る始まりの詩

心の揺れを美しさに変えるタロット

揺れる心へ──愚者がそっと語る始まりの詩

揺れているね。
それでいいんだよ。

風が光をきらめかせるように、
波が月をゆらめかせるように、
揺れるものだけが、世界と対話できる。

あなたの胸にふっと走るざわめきは、
壊れそうな弱さなんかじゃない。
未来のまだ名もない光が、
あなたの魂の窓をノックしている音なんだ。

心がすくむ瞬間、
あなたは宇宙の風を、誰よりも早く感じ取っている。
その震えは、迷いではなく、
はじまりの扉が開く音色。

ねえ、気づいてる?
揺れているあなたの中には、
小さくてあたたかな声がひとつ、
いつもそっと立っている。

「一歩だけでいいよ」と。
急がせもしないし、責めもしない、
あなたの魂にだけ聞こえる光の声。

その声はね、
あなたが未来を信じようとするとき、
いつもいちばんそばにいて、
あなたを守ろうとしてくれている。

不安も、ためらいも、
ぜんぶあなたのアンテナ。
未来の気配を受け取れる、
すこし特別な心の証。

だからどうか、揺れる自分を嫌わないで。
その揺れこそ、あなたの美しさだから。

心が波打つ日は、
そっと言ってあげてほしい。

「今日もちゃんと感じていたね」と。

そのひと言が、
揺れを光に変える魔法になるから。

あなたが進む道は、
揺れながらでいい。
ゆらゆらと、あたたかく、透明なまま。

未来は、固い足音よりも、
揺れながら歩く魂の呼吸を好むんだよ。

どうか忘れないで。
あなたは揺れるたび、
光をひとつ拾い、
美しさをひとつ増していく。

揺れる心は、
欠けている証じゃない。
響いている証。
生きて、未来と触れ合っている証。

そしてそのままのあなたが、
誰よりも澄んだ始まりの光を運んでいる。

愚者の詩──揺れを運ぶ風のなかで

ねえ、聞こえる?
あなたの揺れに、風がそっと返事をしているよ。

「ここにいるよ」
「だいじょうぶだよ」
そんなふうに、透明な声であなたを包んでいる。

あなたが揺れるとき、
世界もまた、少しだけ揺れてくれる。
それはね、あなたが世界とちゃんとつながっている証。
ひとりきりに見えていた夜にも、
見えない糸が、あなたの歩みに寄り添っている。

だから心が波打つ日は、
どうか自分を責めないでほしい。

揺れは乱れじゃない。
揺れは 道が動いているしるし。
あなたが未来に触れたとき、
道はいつも柔らかく波打つから。

私は愚者。
けれど、迷ってばかりではないよ。
迷う心が、どれだけ未来を照らすか知っているから。
あなたの揺れを見るたびに、
「わあ、今日も美しく生きてる」と
つい微笑んでしまうんだ。

揺れはね、
あなたの中にある光を
空気のように広げてくれる。

しずかな震えは、
あなたの魂が確かに息をしている証。
胸のざわめきは、
新しい季節の入口に立った証。

もし、揺れがつらく感じる日が来ても、
忘れないでいてほしい。

あなたは揺れるたび、
世界にひとつの光を落としている。
あなたが揺れるからこそ、
その光はキラリと瞬く。

揺れない魂は静かだけれど、
揺れる魂だけが、
未来をあたためることができるんだ。

だからどうか
そのままのリズムで歩いていい。
迷うあなたを、私はとても誇らしく思っているよ。

そしてね、
揺れながら進むあなたの背中には、
もう新しい風が羽根のように寄り添っている。

風は囁く。
「次の一歩を決めなくていい。
一歩は、あなたの揺れが連れてくる」と。

あなたの揺れは、
未来を呼び込む合図。
そのやわらかい振動の中で、
あなたは今日も確かに光っている。

愚者の紋章 

揺れを抱きしめ、未来を選び取る魂の証

揺れる心は、ここに刻まれる。
弱さの記録ではない。
未来と共鳴する魂だけが持つ透明な紋章。

その揺れは、風の震え。
その不安は、光の胎動。
その戸惑いは、まだ形の無い未来が
あなたの胸をそっと叩く音。

道の始まりで膝が震えた朝も、
行く先を見失った夕暮れも、
それらすべてはあなたの内に宿る
始まりの心が響いた瞬間だった。

愚者の紋章は、
真っ直ぐ立つ強さではなく、
揺れながらも前を向いたその日々に輝く。

ためらった歩み。
戻りそうになった足。
震える指先。
それらすべてが紋章の一筆となり、
あなたの胸にひそやかに刻まれていく。

この紋章を持つ者は、
決して迷いを捨てない。
むしろ、抱きしめる。
揺れる心ほど、未来の気配を
美しさの微かな気配を
深く受け取れると知っているから。

あなたが揺れた夜、
あなたが泣きたくなった夕方、
あなたが不安で足を止めた瞬間、
そのたびに、その紋章は輝きを増す。

愚者とは、無防備な愚かさではない。
揺れを恐れず、震えを隠さず、
それでも希望へ、愛へ、手を伸ばす者の名。
揺れるたび、世界に、光の粒を落とす。

その粒こそ、
あなたが生きている証。
あなたが未来を選び続ける証。
あなたがまだ夢を諦めていない証。

どうか忘れないで。
愚者の紋章は、完璧な心には宿らない。
ふらりと揺れながら、きらめきながら、
未来を呼び寄せる。

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